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コンラッドの作品(中期)



Index
■Nostromo
■The Mirror of the Sea
■The Secret Agent
■A Set of Six
■Under Western Eyes
■Personal Record(Some Reminiscences)
■'Twixt Land and Sea
■Chance
■One Day More
■Victory
■Within the Tides
■The Shadow Line



NOSTROMO(1904)
ノストローモ

  コンラッド屈指の大作として名高い架空の南米国家を舞台とした一種の政治小説である。アーノルド・ベネット曰く「この世代の最も見事な小説、壮大で完全無欠でまさに比類がない」。(未読)


THE MIRROR OF THE SEA (1906)
海の鏡、海の想い出

  現在文章製作中


THE SECRET AGENT(1907)
密偵、スパイ、諜報員、情報スパイ

  後期社会小説の代表作。ロンドングリニッジ天文台の爆破をロシア駐英大使に命じられた密偵ヴァーロックだが、妻の知恵遅れの弟を利用したことにより思わぬ方向に展開していく。
  この作品も問題のある人間がたくさん出ており、コンラッドは彼らを容赦なく批判的に書いている。彼らのほとんどは、表面的な接触ばかりで、お互いの精神は自分の中に閉ざされているのだと思った。俗物、怠け者、など様々な人間が描かれるが、なかでも生き生きと描かれているのは、「教授(Professer)」と呼ばれている爆弾を製造する男だ。
  彼は劣等感に悩まされ、世界に復讐しようと考えている。そして彼は爆弾を作り続ける。だが、彼は町の大衆に対していいしれぬ恐怖を抱いている。こういった人物というものは私達にも身近で、コンラッドも一面的に批判してはいない。
  後半の、ヴァーロック氏とその妻とのやりとりの描写は圧巻だ。ただし、翻訳がいまいちだった気がするので、次は原書で読んでみようと思う。


A SET OF SIX(1908)
  ・GASPAR RUIZ  ガスパー・ルイス
  ・THE INFORMER  密告者
  ・THE BRUTE  畜生
  ・AN ANARCHIST  無政府主義者、アナーキスト
  ・THE DUEL  決闘
  ・IL CONDE  伯爵

  (未読)


UNDER WESTERN EYES(1911)
西欧人の眼に、西欧の眼の下に、西欧人は観る

  『密偵』とともに後期の代表作。革命家とロシア政府の闘争に巻き込まれた青年ラズーモフの悲劇を緻密に描く。
  「コンラッドとは」の方で書いたようにこの小説は、サスペンスとしての面白さは彼の小説の中でも最高と言えるだろう。ある日を境にアナーキストとロシア政府との暗闘に否応なく巻き込まれるラズーモフの心理を迫力に満ちた文章で語る。
  ちなみにこの小説も、ラズーモフと知り合った語学教師が彼からもらった手記を再構成するという形の小説だ。これによって複眼的な視点を得る事に成功していると思う。
  寡黙なラズーモフは、いつの間にか同じ大学のアナーキスト、ヴィクトル・ハルディンから信頼されてしまっていた。ハルディンはド・P氏暗殺の後、ラズーモフのもとに逃げ込んでくる。この時からラズーモフは警察に目をつけられ、アナーキスト達にもぐりこむ警察の二重スパイとして生きざるを得なくなってしまう。
  ロシア革命前夜の一個人の悲劇というだけでなく、何の理由もなく自らの人生を動かされてしまうという宇宙の不条理についても深く考えさせられた。そこから抜け出すためには、文字通り四肢を失うほどの犠牲が必要なのだと思う。


PERSONAL RECORD(1912)
個人的記録、コンラッド自叙伝

  もとはSome Reminiscencesの名で出版されたものを改訂したもの。


'TWIXT LAND AND SEA(1912)
  ・A SMILE OF FORTUNE  幸福の微笑
  ・THE SECRET SHARER  秘密の共有者
  ・FREYA OF THE SEVEN ISLES  七つ島のフレイアさん、七島のフレイア

  『秘密の共有者』は。
  『七つの島のフレイア』は邦訳されている。その他。(未読)


CHANCE(1913)
チャンス、運命、偶然

  不幸な少女を主人公にした異色の物語で、コンラッドの生み出してきた小説で始めて売り上げ面で成功したものである。
  破産し、監獄に入れられた父親に捨てられたか弱い少女フローラは無慈悲な社会のなかで乞食同然の生活をしていた。しかし彼女は幸せをつかむという目的のために立ち上がる。この人物はコンラッドの文学の中でももっとも素晴らしいと言われている。当時の社会の中で女性が生きる事の厳しさが物語の要素のひとつだ。語り手マーロウはこの作品を最後に彼の小説には登場しなくなる。(未読)

ONE DAY MORE(1913)
邦題不明

  一幕の劇。詳細は不明。(未読)


VICTORY(1915)
勝利

  コンラッド最後の長編の傑作と言われる。(未読)


WITHIN THE TIDES(1915)
  ・THE PLANTER OF MALATA
  ・THE PARTNER  共同経営者
  ・THE INN OF THE TWO WITCHES
  ・BECAUSE OF THE DOLLARS  ドルのために

  (未読)


THE SHADOW LINE(1917)
陰影線、シャドウ・ライン、日脚

  (未読)




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